クルマの雪・凍結対策

布製タイヤチェーンのオートソックとは?【チェーン義務化区間も可】

どうも、「北海道出身・週末レーサー」のドラプレ君(@PleasureDriving)です!

最近カー用品店でもよく見かけるようになった「布製のタイヤチェーンであるオートソック(スノーソックス)」

タイヤチェーンコーナーで目にして気になった方も多いのではないでしょうか?

とはいえ、下記のように思う方も少なくないと思います。

オートソックが気になる人
オートソックが気になる人
”布製”タイヤチェーンは手軽に使えて便利そうだけど、氷上性能や耐久性ってぶっちゃけどうなんだろう・・

そこで本記事では、

オートソックってちゃんと使えるのか?購入するメリットや、使用にともなう注意点までを解説していきます。

それでは「布製タイヤチェーンのオートソックとは?【チェーン義務化区間も可】」について解説していきます。

布製タイヤチェーンのオートソックとは?

出典:amazonより

布製タイヤチェーンのオートソック(スノーソックス)とは、アラミドなどの特殊繊維でできた布製カバータイプのタイヤチェーンに分類されます。

オートソックは実際に手に取ると、ツルツルとした手触りで「ほんとに効くの?」と疑いたくなるような材質だと感じました。

しかし、オートソックに採用されているこの特殊繊維は、雪や氷にはりつく特性があり、さらには凍結路とタイヤの間に出来る水の膜を吸収し、グリップ力を最大限に発揮。

実際にその高い信頼性からヨーロッパでは、BMW・ベンツ・プジョーなどで純正採用されいます。

オートソックはチェーン義務化区間でも使える

日本でも、2018年12月から始まった大雪時のチェーン義務化規制が発動した区間でも使用が認められており、金属チェーンやゴム製チェーンに対等する位置づけの商品になっています。

以下:国土交通省HPチェーン規制Q&Aより引用になります

Q:チェーン規制のチェーンはどんなチェーンでも良いの?

A:タイヤチェーンは、様々な種類の製品が販売されています。チェーン規制中に通ることのできるタイヤチェーンは、 自動車用品店などで販売されているものであれば問題ありません。ただし、スプレーのように薬剤を吹き付けるタイプのものでは チェーン規制中に通ることはできません。

【参考:道路運送車両の保安基準】(走行装置等)第9条第4項
タイヤ・チェーン等は走行装置に確実に取り付けることができ、かつ、安全な運行を確保することができるものでなければならない。

【参考:タイヤチェーンの種類】
(1)金属チェーンタイプ      : 金属製のチェーンやワイヤーの製品
(2)ウレタン&ゴムチェーンタイプ : ゴムなどの樹脂製の製品
(3)布製カバータイプ       : アラミドなどの特殊繊維製の製品

ドラプレ君
ドラプレ君
国も認める性能なんですね^^

チェーン義務化って何?という方や、詳しく知りたい方は「【運用開始】タイヤチェーンの義務化スタート!疑問点を詳しく解説」で解説してます。

チェーン規制標識
【チェーン規制】大雪時のタイヤチェーン義務化の疑問点を詳しく解説!大雪時のチェーン義務化はいつからなのか?という疑問を多く見かけますが12/14に施行され運用開始となりました。チェーン義務化が実際に適用される「区間」「場所」「適用時期」を詳細に解説。さらには疑問点でもあるチェーンの装着箇所・使えるチェーンの種類などもお伝えしていきます。...

「布製タイヤチェーン」オートソックを選ぶメリット

布製タイヤチェーン メリット

布製タイヤチェーンを選ぶメリットは大きく下記4点があげられます。

  • メリット①:持ち運びが便利
  • メリット②:脱着が簡単
  • メリット③:乗り心地が悪区ならない
  • メリット④:お求めやすい価格

順番に解説していきます。

メリット①:持ち運びが便利

オートソックは布製なので軽く、持ち運びが便利です。

通常の「金属チェーン」は雪上での安心感・信頼感は抜群なものがありますが、材質の特性上「重たく」「荷物になる」のが大きなデメリットとなります。

チェーンのような「いざというときに必要な道具」は常に車に忍ばせる必要があります。

その点オートソックは布製のカバーなのでレジャーシートを持ち歩くような感覚で持ち運びが可能なのがいいですね。

メリット②:脱着が簡単

取付方法はいたって簡単で、タイヤに被せるだけになります。

取り付け手順をざっくり説明すると下記になります。

  1. 各タイヤにタイヤの上側からカバーを被せる。
  2. 車を前後に少し移動し、被せきれていない部分を被せる。
  3. 多少のズレは走行することで自然になじみしっかり装着される

という感じです。

ドラプレ君
ドラプレ君
慣れるとタイヤ4本で3分ほどで装着可能^^

メリット③:乗り心地が悪くならない

チェーンを装着するデメリットとして、タイヤに凹凸のある金属を被せるので、装着して走るとガタガタと車が振動します。

場合によっては、頭が痛くなりそうなほど乗り心地が悪いんですよね。。

その点、布製タイヤチェーンなら乗り心地が変わらないので、快適に走行が可能です。

✔︎金属チェーンはスピードも出せない

ガタガタしてしまうがゆえに金属チェーンは、スピードも40km以上出してしまうと切れてしまう恐れがあります。

ウレタンなどでできた非金属チェーンだと、多少乗り心地が改善するものの耐久性が劣りますし、あとでも紹介しますが値段も高いです。

そのあたりも「布製タイヤチェーン」の大きなメリットかなと思います。

各タイヤチェーンの比較は下記記事でも解説してますので参考にしてみて下さい。

スタッドレス タイヤチェーン 比較
【比較】スタッドレス・チェーン・スノーソックス結局どれがいいの?どうも、北海道出身のドラプレ君(@PleasureDriving)です。 ”クルマの雪対策”は寒さが増してくる時期になると検討する...

メリット④:オートソックは価格的にも購入しやすい

オートソックは7000円前後と価格も高すぎないため、購入しやすいと言えます。

ドラプレ君
ドラプレ君
一番安い金属チェーンでも5,000円しますし、非金属チェーンは2万円以上しちゃいますしね。
✔︎布製タイヤチェーンの王道商品「オートソック」を紹介
ドラプレ君
ドラプレ君
軽自動車用はタイヤ2本分で7,000円前後。
ドラプレ君
ドラプレ君
普通自動車は同じくタイヤ2本分で8000円前後です。

余談:オートソックハイパフォーマンスとスタンダードの違い

余談ですがよくある質問なので解説してみます。

オートソックは「スタンダード」と「ハイパフォーマンス」というのがありますが、違いはタイヤサイズによる違いだけ。

特に性能差が変化するわけではないので気にしなくてOKです。

ご自身の車のサイズにあったものを選べばOKです^^

他にもオートソックのメリットがあります

オートソックのメリットは他にも下記のようなものがあります。

  • 構造上金属チェーンの使えない車にも使える。
    (タイヤとタイヤハウスの隙間が少ない車など)
  • 劣化気味のスタッドレスの補助にも有効。
  • 布製なのでホイールにキズがつきにくい。
  • JAFのテストでは金属チェーンクラスの走破性
  • 雪が降る年数回しか使用しないユーザーにもおすすめ。

年に数回しか雪が積もらない地域であれば、スタッドレスを買うより布製タイヤチェーンという選択はありかなと思いました。

オートソックのデメリットは耐久性が心配

布製タイヤチェーン デメリット

オートソックは布製タイヤチェーンであるが故に、破損しやすいというデメリットがあります。

具体的には

  • ドライ路面を走行するとすぐに傷んでしまう
  • 装着したまま駐車、凍結した場合、地面と製品が張り付き破損の原因になることがある。

元々緊急用タイヤチェーンとして作られた背景もあり、ドライ路面を走行するとすぐに傷んでしまいます。

また、装着したまま駐車すると凍結した地面に製品が張り付き破損の原因にもなります。

オートソックはこまめに脱着が必要

ただこれらのデメリットは、「こまめな脱着で回避」できます。

オートソックは脱着が容易というメリットがあるので、それを生かすといいでしょう。

とはいえ、長時間・長距離使用する用途には向いていないので、あくまで緊急用と割り切るのがベストな選択となりそうです。

布製タイヤチェーン:まとめ

本記事では「布製タイヤチェーンのオートソックとは?【チェーン義務化区間で可】」について書きました。

実際に手にすると雪に食いつくような印象がとても感じられないオートソックですが、雪上でのパフォーマンスが高い布製タイヤチェーン。

とはいえ、耐久性の面で日常使いには適してないと言えるので、使用頻度によって購入を検討するのが良さそうですね^^

✔︎最後に:本記事で紹介した商品一覧

それでは、ドラプレ君(@PleasureDriving)がお送りしました!

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