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大型トラックを「遅い・迷惑」と思う方へ【遅い理由と解消法を紹介】

トラックはなぜ並走追い越しするのか?高速道路の疑問を解決!

高速道路を走っていると出くわすことも多い大型トラックの追い越し並走運転。。。

ゆっくり少しずつ追い越しをかけていくので一般ドライバーはじれったくなりますよね?

今回は「トラックドライバーはなぜそこまでして追い抜きしたいのか?」「一般ドライバーはどうすればいいのか?」紹介していきたいと思います。

大型トラックが遅い理由とは?

大型トラックが遅い理由とは

一般的な高速道路の大型車の法定速度は80km/hです。

そして大型トラックには現在(※2018年9月)道路運送車両の保安基準により速度リミッターの取り付けが義務付けられておりリミッターは90km/hとなっています。

とはいえ、リミッターは車両によって「数km/hの速度差」がありますので、大型トラックはその速度の誤差を使って追い越しを行っているのが現状です。

そのため、一般車両よりも速度が遅く、追い抜きもノロノロになってしまうのです。

微妙な速度差で追い越しすることに意味はあるのか?

そんな誤差範囲の速度差で追い抜きを行うことによってみなさんも経験があるトラック同士の追い越し渋滞・・・

「そんな速度差で追い越しする意味があるのか?」と思ってしまいますよね・・

ただ、長距離ドライバーは1日に数百キロ、多く走る日には数千キロも走行するため、とても時間に影響してくるようです。

例えば、時速2km/hの速度差があれば東京ー福岡間(約1096km)は約15分の差が生まれることになります。

たったこれだけ?!って声があがりそうですが、何人か大型のドライバーの知り合いと話をしたときにその差は大きいと口をそろえて話してくれました。

だいぶ労働環境がよくなったとはいえ、シビアな時間の中で仕事をしていることには変わりはなく、15分もあればトイレ休憩が2回はできるので貴重であるようです。

また、本州から北海道など海を渡る場合には、船を使うことも大きな要因。

1つでも船便に乗り遅れれば、そのあと数時間待たなくてはならなくなるため、必死で走ることもあるそうです。

【結論】温かい目で追い越しを見守りましょう

ほとんどの大型ドライバーは好きで追い抜きしてるわけではなく大切な仕事をこなすために頑張っているといえます。

日本の衣食住を担う大事な物流は彼ら抜きではありえないといっても過言ではないのでトラック同士の追い越しに遭遇した場合には温かく見守りましょう。

悪いところばかりが目についてしまうかもですが、トラックドライバーは追い抜き後は左車線へ戻るという基本を行っている方がほとんどです。

最近では一般車がよく追い越し車線に居座っているのを目にすることが多くなってきましたが、わたしたち一般のドライバーもトラックドライバーから見習うポイントがたくさんあるのです。

もしそれでも運転中にイライラはしてしまう・・・

という方は運転中にできるイライラ解消方法をまとめてますので下記の記事が参考にしてみてください。

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