クルマの雪・凍結対策

【車の雪道対策】冬の安全運転講座!知っておきたい注意点7つ紹介

冬の雪道や凍結路を走るうえで知っておきたい知識や注意点を紹介していきます。

  • 冬の安全運転の心得3か条
  • 冬の運転で特に注意したい7つのポイント!

雪道を初めて走る方、あらためて雪道の運転を見直したい方必見の内容となっていますので最後までご覧頂ければと思います。

それでは「【車の雪道対策】冬の安全運転講座!知っておきたい注意点7つ紹介」について解説していきます。

冬の安全運転の心得3か条

冬の安全運転の心得1.「ゆっくり発進」

凍結路や雪道などでは普段よりもゆっくりと発進することを心がけましょう。

凍った路面でアクセルを急に踏むとタイヤのグリップが抜けてしまいタイヤが空転をしてしまいます。

たまに凍結路面でタイヤを「ギャー」と空転させている車を見かけますがそれでは車は前には進みません。

車を「前に進めたい気持ち」は非常にわかります。

傾斜のある路面など、状況によってはタイヤを空転させてしまうことで、車が後ろに下がってしまったり、横にスライドしてしまうこともあり大変危険です。

タイヤは滑らないギリギリのところがグリップの最大値です。

なので、アクセル操作は丁寧に行いゆっくりと発進を心がけましょう。

冬の安全運転の心得2.「ハンドル操作はスムーズに」

冬道のハンドル操作はスムーズに丁寧に行いましょう。

理由は急ハンドルを行うとタイヤがグリップを失い車が曲がらなくなるだけでなく、車の4輪のバランスが崩れてスピンする原因にもなります。

カーブや交差点などはゆっくり慎重にハンドル操作を行い、アクセル操作も同様に丁寧に行うようにしましょう。

高速道路などの車線変更時にはハンドルを「数センチ」動かす程度でOK!

道路の車線と車線の間には、雪が多めに残っていたりして走行車線と状況が違うので、なるべくハンドルを切らないで車線変更を完了することでスピンなどを招く恐れを大幅に減らせます。

冬の安全運転の心得3.「急ブレーキ厳禁」

雪道に限った話ではないですが、冬道は特に急ブレーキは厳禁となります。

先ほども述べましたがタイヤのグリップは滑らないギリギリのところがグリップの最大値なので急ブレーキをして車輪をロックしてしまうと制動距離が大きく伸びてしまいます。

最近の車はABS(アンチロックブレーキシステム)がついているため車輪がロックすることはありません。

ですが、ABSはもともと制動距離を短くするためではなく、車輪ロックを防いで「ブレーキ中にハンドル操作を可能にするためのもの」です。

そのため、車種によってはABSを効かせない方が制動距離を抑えられる可能性も。

その場合は、ポンピングブレーキやエンジンブレーキを上手に使いましょう。

とにかく過信せずに「冬の道は滑る!」という意識をもって早めの操作が大切です。

冬の安全運転はスムーズな運転が不可欠!

冬の安全運転はスムーズな運転が求められることがわかっていただけたかと思います。

この運転操作を意識してできるようになると、上手な運転となり、冬以外の季節でも同乗者を酔わせないようなスムーズな運転になります。

実は雪道の運転は冬以外にも効果があるのです。

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路面の変化に注意!「特に注意したい7つのポイント」

注意したいポイント

ポイント1「車間距離」

冬の道路の状況は場所・時間などに左右され変化が激しいです。

ドライ路面だと思っていても日陰などはアイスバーンであることも。

余裕のある「車間距離」をとることで危険回避が可能になります。

ポイント2「橋の上」

橋の上は風などにさらされ、路面が凍結しやすくなります。

なので、通過する際は路面状況を観察し、状況に応じてスピードを落して渡りましょう。

ポイント3「勾配・坂道」

雪の坂道で他の車とすれ違う時は、登りの車両が優先になりますので、下りの車両は道路脇に車を寄せ、登り車両を優先させましょう。

これは、雪の登りは一度停止すると再発進がしにくいためです。

また、下り坂ではスピードの出し過ぎに注意して走行しましょう。

とくに4WDなどの車重が重い車は制動距離が伸びるので過信しないようにしましょう。

ポイント4「トンネル」

トンネルは外とは路面の状況が異なります。外は圧雪や新雪の比較的グリップのある状況でもトンネル内ではブラックアイスバーンの「テカテカ路面」になってることも。

とくにトンネルの出入り口では、光の明暗によって一瞬目がくらみ視界が悪くなりますので注意が必要です。

ポイント5「カーブのスピード」

カーブ手前では十分な減速を行いましょう。

操作に関しては先ほどの冬の安全運転の心得2.「ハンドル操作はスムーズに」が参考になります。

ポイント6「外気温の変化」

昼間と夜の寒暖差により路面状況は変化します。

同じ道路でも昼間は雪が溶けていてただの濡れた路面だとしても、夜になるとブラックアイスバーン(ミラーバーン)のようにめちゃめちゃすべる路面状況になることがよくあります。

とくに夕方の気温が下がり始めたときは、路面状況が変化する時間帯になるので注意しましょう。

ポイント7「交差点」

交差点は発進・停止によるタイヤの空転により、路面が磨かれてツルツルに。

また、交差点待ちの車の熱が一時的に道路の雪を溶かし、雪道とタイヤの間に水の膜を作ることで滑りやすい状況が作られ、危険な状況が形成されやすいです。

交差点は滑りやすいという認識をもって早めの操作を心がけていきましょう。

まとめ:雪道は常に滑るかもという意識が大事

本記事では「【車の雪道対策】冬の安全運転講座!知っておきたい注意点7つ紹介」について解説しました。

冬の道路は、路面状況の変化が激しいので常に「凍っているかもしれない」「滑るかもしれない」と言う意識が大事です。

特に雪道を走りなれていない方は、本記事の内容を意識してもらうとより安全に走れると思います。

知識をもって運転の意識を変えて、安全運転に取り組みましょう。

それでは、ドラプレ君(@PleasureDriving)がお送りしました。

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