どうも、ブリッピングの練習と実践をたくさん積んできたドラプレ君(@PleasureDriving)です!
街中で「ブォン・ブォン」と音を鳴らしながら停車するクルマやバイクを見たことがある人は多いと思います。
ブリッピングは「ヒールアンドトゥ」のようなドライビングテクニックをマスターしたい人にとってはかかせないものです。
とはいえ、日常運転のシチュエーションでもブリッピングを身に着けていればスムーズな走行が可能。
なので、「ブリッピング」は、MT車に乗るドライバーなら誰もが身につけたいところでもあります。
そこで本記事では、「そもそもブリッピングってなに?」という疑問から、「ブリッピングの練習方法」までを網羅(もうら)的に紹介していきます。
それでは「【ブリッピングとは?】必要性から練習のやり方をご紹介【近所迷惑注意】」について書いていきます。
ブリッピングとは?【シフトダウンテクニック】

そもそも「ブリッピング」とは、アクセルをあおることでエンジンの回転数を上げる行為のことです。
通常ブリッピングをせずにシフトダウンを行うと、ギアの回転差によって、シフトショックが発生し、車が「ガクン」と前方に「つんのめる様な衝撃」が発生します。
そこで、ブリッピングにより回転数を上げることで、シフトダウン時に発生するギアの回転差をゼロにし、シフトダウン時の変速ショックを無くすことが可能となります。
変速ショックは、ブリッピングを使わずとも半クラッチで吸収することでも対応が可能です。
しかし、ギアの回転差を半クラッチのみで完全に吸収するには、「長めの半クラッチ操作」を強いられるため、クラッチの消耗を早める側面もあり、車にとっては少々過酷。
なので、ブリッピングはスムーズな運転を行うために必要な運転スキルのひとつになるのです。
ブリッピングを使うシチュエーションを考察する

スムーズなシフトダウンを行うために必要なブリッピングですが、必要なシチュエーションは限られているといえます。
このパートでは下記について解説していきます。
- 街中で使用する必要性はあるか?
- 使うべきシチュエーションはいつか?
街中のブリッピングは燃費悪化と騒音のもと
たとえば、「街中でブリッピングをしたいとき」というのはどんな場面でしょうか?
ほとんどの場合はエンジンブレーキの制動力を活用したいからだと思います。
ですが、基本的に減速は「ブレーキ」が主役。
最近は工業製品の精度向上により、エンジンブレーキによる制動はおまけ程度であることが多いです。
そのため、街中の交差点で停止するような場合であれば、トップギアから「ブレーキ→速度が落ちたらクラッチを切る→ニュートラル→停止」で必要十分な操作になります。
つまり、街中ではシフトダウンが必要ないのでブリッピングは不要です。
また、ブリッピングを行うと、燃費の悪化を招き、クルマによっては騒音の原因にもなりえます。
では、ブリッピングは一般道で必要なシチュエーションはないのでしょうか?
ブリッピングが必要なシチュエーション
一般道でブリッピングが必要なシチュエーションは以下が考えられます。
- 上り坂などで、「より強い力・トルク」が必要なとき。
- 峠など長い下り坂でエンジンブレーキを効かせるためにシフトダウンしたいとき。
それぞれ簡単に解説していきます。
上り坂などで強い力(トルク)が必要なとき
バスなどに乗る人はわかるかもですが、勾配のきつい上り坂で「ブォン」とアクセルを煽っているのを見たことはないでしょうか?
あれは、上り坂でより強い力が必要になり、シフトダウンのギクシャクした衝撃を車内に伝えないためにブリッピングを行っているのです。
なので、ブリッピングは上り坂でトルクが欲しくなった時に、とても有効です。
下り坂でエンジンブレーキを効かせたいとき
下り坂でエンジンブレーキをスムーズに活用するには、ブリッピングを使うとスマートな運転が可能です。
先ほど減速の主役はブレーキなので、「エンジンブレーキはおまけ」程度と書きましたが、長い下り坂や急な下り坂では別です。
そのため、長い下り坂では、エンジンブレーキを積極的に活用していきたいところ。
なお、エンジンブレーキの活用は、ブレーキの踏む回数を減らせるので足が疲れなくて済むメリットもあります。
✅エンジンブレーキの多用とクルマへの影響
車の消耗を気にしてエンジンブレーキの多用を避ける方も多く見受けられます。
結論を言うと、適切な操作をしていればエンジンブレーキは多用しても問題ないです。
詳しくは「エンジンブレーキの多用はメリットあり!【但し注意点も】」で解説しています。

運転スキルとしてブリッピングは必要
ブリッピングは、スポーツ走行ではほぼ必修テクニックと言っていいでしょう。
「ヒールアンドトゥ」を習得したい、運転スキルを磨きたい人には重要なテクニックになります。
ヒールアンドトゥはブレーキとブリッピングを足した操作なので、「ブレーキング」と「ブリッピング」がそれぞれスムーズに行えないといけません。
初めは、ブリッピングの習得だけでも地道な練習は必要です。
ブリッピングのやり方と練習方法

ここからは、「ブリッピング」のやり方を知りたい方向けに、練習方法と合わせて解説していきます。
ブリッピングのやり方【手順で解説】
シフトダウンをスムーズに行うための、ブリッピングの動作を分解すると以下の手順となります。
- :クラッチを切る
- :シフトチェンジ(準備)
- :アクセルをあおる(シフトが吸い込まれる)
- :クラッチをつなぐ
上記のとおり。分解した要素別にポイントをサクッと解説していきます。
①:クラッチを切る
まずはクラッチを「スパッ」と切ります。
②:シフトチェンジ(準備)
シフトをニュートラルに入れ、落としたいギアの入り口に導き、入口に軽く押し付けましょう。
そうすることで、アクセルをあおった時に、回転数が合うとギアが吸い込まれていきます。
③:アクセルをあおる
このパートで実際にどのくらいアクセルを煽ればいいか悩む方が多いと思います。
ポイントは、その車のギア比がどのくらいなのか把握することです。
たとえば、40km/hで走行するときに、「3速2000回転」で「4速1500回転」で走るクルマであったとします。
4速と3速の回転差が「500回転」なので、このクルマの場合、4速から3速にシフトダウンするときは、「500回転分」アクセルを煽ればOKです。
さらに回転数が上がり切った直後に、ギアが吸い込まれるように落とせれば成功です^^
④:クラッチをつなぐ
アクセルを上手くあおれたら、クラッチをつなぎます。
クラッチは勢いよくつながず、軽く「半クラ」を利用してつないでいきましょう。
半クラを少し使うだけで、回転数が多少合わなくてもスムーズなブリッピングが可能となります。
クラッチのつなぎ方には諸説ありますが、僕は半クラを一瞬使う方がベストだと思っています。中にはクラッチの消耗を気にする人もいますが、競技仲間の間ではほとんど影響ないと言われてますね。
ブリッピングのトレーニングメニュー
ここまでのブリッピングのやり方を意識して練習すれば「ブリッピング」はマスターできると思いますが、初めてブリッピングに挑戦する方は難しいと感じるかもしれません。
これからブリッピングに挑戦する方は、下記の順番に練習することをおすすめします。
ステップ①:一定の速度で「4速→3速」のブリッピング【難易度-低-】
ステップ②:一定の速度で「3速→2速」のブリッピング【難易度-低~中-】
ステップ③:出来たら卒業「2速→1速」のブリッピング【難易度-高-】
はじめは、ギア比的にやりやすい「4速→3速」を使って、ブリッピングシフトダウンする練習をしましょう。
出来るようになったら「3速→2速」のブリッピングシフトダウンに挑戦します。
車のギア毎の回転数をしっかり把握すること。あとは根性論ですがとにかく練習して慣れることが大事^^
「3速→2速」のブリッピングがシフトショック無く、完璧にこなせる様になったら、「2速→1速」のブリッピングに挑戦しましょう。
1速へのシフトダウンはエンジンの回転数がちゃんと合わないと、シフトダウンができないのでかなり難易度は高いです。
そのかわり、最終的に2速→1速のブリッピングがスムーズにできればヒールアンドトゥの習得は簡単になります。
- 練習は周囲の安全に配慮して練習しよう。
- 低いギアで練習するときはオーバーレブに注意しよう。
ブリッピング-まとめ
本記事は「【ブリッピングとは?】必要性から練習のやり方をご紹介【近所迷惑注意】」について書きました。
ブリッピングは、MT乗りなら習得しておきたいテクニックの一つです。周囲への配慮を忘れず、必要に応じてブリッピングの使用、または練習を行いましょう。
さらに、ヒールアンドトゥもマスターしたいという人は、「『ヒールアンドトゥ』のやり方とマスターへの道~練習方法紹介~」も読んでみてくださいね。
最後に:ここまで読んでくれた読者におすすめの書籍
最後にここまで熱心に読んでくれた読者の方に、マニアックではありますが運転を論理的に理解できる本を紹介して終わります。
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スポーツドライビングで欠かせない基本を体系的に学ぶことができる1冊。サーキット走行をこれからする方や、基本から学びたい方にはバイブルになると思うのでぜひ手にとってみてください^^
それではドラプレ君(@PleasureDriving)がお送りしました。
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